攻めとリスクのバランス。そして運。
久しぶりのブログです。ham.です。
永世をとって華麗にカムバックするつもりだったのですが、足踏み状態が続いてるので気分転換に書いてみました。
今回はそんなに長く無い記事です。自分がいつも考えていることを垂れ流すだけなので、それでも良ければ是非ご覧ください。
…と思ってたんですが書いてる間に結構長くなってしまいました。
ぴえん越えてぱおん🥺
1回言ってみたかったんです。許して。
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最近の獣王杯後にDTBerの方と通話する機会が定期的にあり、他の人と意見交換することが増えました。
そこで度々議題に上がるのが、攻めとリスクのバランスについてです。
リスクを追わずに安全択をひたすら通す人、逆にガン攻めして相手にプレッシャーを与える人…
リスクリターンの考え方についてはガチの中でもあまり言語化出来ていないのが現状です。
なので今回は、自分が考えている範囲で頑張って言語化しようと思います。
日本語が変な部分や、理論の飛躍、いきなり話が変わる部分等があると思いますが、温かい目で見守って下さい。
よろしくお願いします。
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今回はリスクリターンのバランスがわかりやすいように、回避がないタワー戦を想定します。(回避があっても良いが少しややこしくなる為)
これからの説明において、下の図を使います。
見方について説明します。
1番上の0---100は、対応できる置きのレベルを表しています。
仮に今回は初心者30%、中級者65%、上級者90%としました。
そして①~⑤は、自分が置きミスする確率(=リスク)と攻めの割合を示しています。(リスク0%は基本有り得ませんが、説明上そうしています)
基本的に相手が対応できる置きのレベル以上の手を打った場合はほぼ勝てる、逆にそれ以下の場合はほぼ返ってくる、と思ってください。
これを見ると、最善手は⑤となります。全ての相手に対して勝つことができます。
ただ、相手が初心者の場合に⑤を打つ必要が本当にあるでしょうか?
②や③はリスクが⑤より低く、安全に勝つことができます。
もちろん⑤でも成功すれば勝つことができますが、自分が落とす(=負ける)確率が50%もあります。
そのように考えると、初心者相手には⑤の手は「効率の悪い手」となります。
同じ理由で、中級者に対しては⑤よりも④の方が効率が良い手となります。
ここまで聞くと、⑤がとんでもなく悪い手に聞こえるかもしれませんが、そういう訳ではありません。
先程も言った通り、手が通ればほぼ確実に勝つことができます。言い換えれば、誰が相手でも1/2の勝負をすることが出来る、ということです。
普通に勝負したら20%の勝率しかない相手にも、⑤の手を打てば1/2で勝利できます。そう考えると、相手次第では十分打つ価値がありますし、上級者同士の対決でも同じことがいえるでしょう。
今までの部分をまとめると、自分が負けるリスクと相手と戦った時の勝敗率を比べて、リスクの方が高い場合は打つべきではない、ということ。
そして、⑤のような最善手は存在するが、リスクを考えた時に最善手よりも「効率の良い」手が存在する。ということも覚えて下さい。
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逆に、中上級者相手の①や②にはどういったメリットがあるのか?
①リスク0%,攻め20%
②リスク0%,攻め35%
これはいうなれば「パス」です。
今回例として①から⑤の手を選択肢として挙げました。しかし当然ながらこの選択肢は毎回変わります。
①,③しかないパターンや②,⑤しかないパターン、時には「リスク0%,攻め95%」のような怪物手が出現することもあります。
今回の選択肢にはリスクリターンに見合った手がない、そういう時に①や②のような手が役に立ちます。1回リセットし、次の自分の番でもう一度選択肢を見ることが出来ます。
もちろん相手に緩手の状態で手番を渡してしまうので、攻められる危険性もあります。
「それだと①より②の方が攻め率高いし、①を打つ必要ないんじゃない?」という意見もあると思いますが、実はそうでも無いんです。
それが、カウンターの存在です。
中途半端な攻め手で返してしまうと、さらに強い形で攻め手を置かれ、それを返せずに負ける…みたいなことが結構あります。
それを防ぐために、あえて超安定手で返し相手に致命的な置きをされないようにする、という考え方もあります。0置きがそうですね。
こんな感じで、どの手にも長所と短所があるため、自分の中で総合的に判断して決めることが大事です。
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ここからは少し発展した話を。
今回、タワー戦でこのようなリスクリターンの問題を考察しましたが、運要素については一切考慮していません。
そのため、⑤を打ったのに相手に小動物を引かれて返されたり、②の手を上級者相手に打った後、ツモ運やミスによって勝つことももちろんあります。運耐えなんかもありますね。
理論化について、例えば相手や自分のツモがぷよぷよやテトリスの様に分かる状態であれば、理論建てることで1番良い手を導き出すことは可能だと思います。(それでもかなり難しいとは思いますが)
しかし、現在のDTBは次に相手が何を引くかも分からない、自分のすら分からない。そんな状態なので全ての計算は確率や期待値に過ぎず、ある一定の理論で正解を導き出すのはほぼ無理だと思います。
今回の場合も、算出しているのは確率に過ぎず理論とは到底呼べるものではありません。
では、理論化できないツモという存在はDTBにとって悪なのか?
自分は全く思いません。むしろDTBの良さだと思っています。
実力だけでは決まらない、どんな場面でもひっくり返る可能性がある。それこそがDTBの醍醐味であり面白い所。そう感じています。
そのため、考えうる全ての手を確率として算出し、それを受けてプレイヤー側が各々自分のベストだと思う手を選ぶ。
これがDTBの1つの到達点だと思っています。
もちろんどうぶつ全通りを考慮した確率や、序中盤での盤面構築に対する応用など、まだまだ詰められる部分は沢山あると思うので、当面はそこを目標にしたいですね。
(追記)
プレイヤー達が洗練され、全ての手がリスク0%で置けるような状況になった場合は、「リスク」の部分にそのまま「相手のツモ」が入ります。このステップになればリスクと比べて明確な確率を算出しやすいです。(再現性は低いですが)
今の段階ではツモよりも不確定要素(リスク)の割合が多いという認識です。
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最後に、今回の理論を活用し、強くなる上で大切な部分を2つ話します。
1.自分の実力を再認識する
「リスク20%かと思ったらリスク60%だった」では話になりません。自分の実力を再認識し、出来ることと出来ないことを明確化した上でリスクリターンを考えましょう。
2.リスクを下げる練習をする
今回⑤の手を「リスク50%,攻め95%」と表現しましたが、練習することによって同じ手が「リスク0%,攻め95%」になったり、もしかしたら今まで見えていなかった選択肢が見える様になるかもしれません。
リスクを下げれば必然的に勝率は上がります。
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いかがだったでしょうか。
久々のブログだったので書きたかったことを詰め込んでしまい、かなりボリュームのある記事になってしまいました。
今後の参考になればとても嬉しいです。
皆さんも運と寄り添い、DTBを楽しんで欲しいなと思います。
いつもレートで「運ゲーーー!!!!」と叫び散らかしていることは墓場まで持って行こうと思います。
では。
✋
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